2008年10月04日
弘法さん

私の家の近くに「弘法さん」がある。
「弘法も筆の誤り」の弘法さんだ。
小3の息子が社会科の学習で、地域に伝わる伝説や史跡を調べることになったらしい。
息子は「弘法さん」について調べることにしたというので、現地に行ってみることにした。

中には木彫りの像があった。
私の小学生時代は、毎年夏にこの前で「千燈籠(せんとうろう)」という祭りをやり、提灯の下で相撲大会をしたものだ。
今では農協事務所の駐車場としてアスファルト舗装がされて、相撲はとれなくなってしまった。

幟には「南無大師遍照金剛」と書かれている。
学が無い私は、さっそくインターネットで調べてみた。それが、「空海」や「弘法大師」のことを指すことがわかった。

弘法さんには湧き水が出ており、以前は飲んでいたような記憶もある。
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弘法大師伝説の水とは
弘法大師にまつわる伝説は全国に5000以上,水関係だけで1600以上あります.典型的な弘法大師伝説の水は次のような話です.
「喉が乾いた大師が水を所望する.老婆が遠方から水を運んで快く水を提供したので,水に不自由なこの土地に同情し,御礼に杖で地を突いて水を出す.」
http://www.nbu.ac.jp/CE/kounot/museum/kobo/kobo.htm
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ネット上には、このような弘法さんについての伝説が紹介されていた。
私も祖母から同じような話を聞いていた。このサイトによれば、弘法水の伝説は佐賀県には3件しかないそうだ。僅か3件のうちの一つが太良町の私の住む地区にあるということか!?もしそうであるとすれば、太良町の自慢の一つになる。

弘法さんのすぐ近くに農協の選果場があり、横には井戸水が出ている。毎日たくさんの農業者がタンクに水を汲みにやってくる。年間数百円で利用できるとあって、トラックはひっきりなしにやってくるようだ。それにもかかわらず井戸は枯れることが無い。
この辺りは多良岳山の地下水がこんこんと流れているのだろう。
Posted by kinkin3 at 11:43│Comments(0)
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